昭和初期から静岡市で漁船として使われ、駿府城公園の堀でも活躍した木造船が補修を終えて18日、名古屋市の市民団体に寄贈されました。
この木造船は長さおよそ7メートル重さ500キロで昭和10年代に作られ、昭和50年頃まで清水区でシラス漁や地引き網の漁船として活躍しました。
8年前からは駿府城公園の中堀で、子供向けの乗船会などに使われていましたが、今回補修を終え、船を管理していた有志の市民から名古屋市の市民団体に贈られることになりました。
寄贈を受けた西福田学区さいこうプロジェクト 服部重盛会長「波切りが高くて我々が見てきた川の船に比べると迫力が違う。大切に使ってこれから何十年も使いたいなと思う」
18日午後駿府城公園を出発した木造船は、今後名古屋市の公園で櫓漕ぎ体験などに活用される予定です。