10月17日、北海道電力の斎藤晋社長が東京で記者会見し、泊原発3号機が再稼働した場合の電気料金の値下げ幅について、「早ければ31日に示したい」と話しました。

 2009年に運転を開始した北電・泊原発3号機。2011年の東日本大震災による福島第一原発の事故発生後、2012年に運転を停止しています。

 原子力規制委員会に安全審査を申請してから約12年が経った2025年7月、津波や地震などへの対策が新規制基準に適合しているとして、正式に合格しました。

 今後、原子炉の詳細設計に関する「工事計画認可」と、運転管理の体制などに関する「保安規定認可」の2つの審査に加え、地元の同意も必要になってくる泊原発3号機。

 再稼働した場合の電気料金はどうなるのか。17日、東京で記者会見を開いた北電の斎藤社長は「再稼働メリット、現状の物価上昇、金利上昇を踏まえて適正な金額にしていきたい」とコメント。

 さらに、以前から示している値下げ幅について、「検討状況は年内に示すということで、最終段階にあり、早ければ10月末に(中間決算の)記者会見があるので、そこで話ができるように今なんとか取り組んでいきたいと思っている」と話しました。

 2027年早期に泊原発3号機の再稼働を目指す北電ですが、電気料金はどのぐらい安くなるのか、注目が集まります。

北海道文化放送
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