山陰両県で最も古い歴史を持つ私立高校、鳥取市の「鳥取敬愛高校」が2025年創立120周年を迎え、記念式典が行われました。

鳥取敬愛高校は前身の「鳥取裁縫女学校」が創立されてから2025年で120年。
10月17日、記念式典が行われました。

式典には学校関係者や在校生、保護者など約600人が出席しました。

鳥取敬愛高校・倭島慶吾校長:
一人一人が鳥取敬愛高校の代表であるという思いで信頼と調和を育みながら、さらに成長していくことを願います。

在校生代表・西山諒さん:
他者を尊重し、敬う気持ちを忘れず、真心を持って相手に接し、知性を磨き、人として大切な礼儀を身に着け社会に奉仕できる人として成長することを誓います。

学校を創立したのは古田貞。
自宅で裁縫塾を開くなか、女子教育の必要性を感じ、1905年「鳥取裁縫女学校」を創立。
初代校長を務めました。

私立学校でありながら営利に走らず、月謝も抑え、教員の多くは無報酬で学校を支えたということです。
その後、戦後の学制改革に伴い、鳥取家政高等学校となり、2003年に男女共学化、校名を鳥取敬愛高校に変更しました。
創立から120年の間に約3万人が学びました。

鳥取敬愛高校・倭島慶吾校長:
子どもたちには、しっかりと先を見て今の力をつけてもらいたい。
しっかりこの伝統を引き継ぎながら時代に際した教育をしていきたい。

120周年の節目を迎え、生徒たちはこれからの学校生活に向け、気持ちを新たにしていました。

TSKさんいん中央テレビ
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