連立含みの維新と自民の政策協議ですが、17日午後、2回目の協議が終了しました。
吉村代表が合意の絶対条件としている議員定数の削減ですが、進展はあったのでしょうか。
連立に向け事態は大きく動いたのか、それとも…。
日本維新の会・藤田共同代表:
結論としては(協議は)大きく前進したものであると。(Q.高市さんの名前を書くことも大きく前進か?)あ、そうですね。
午後4時過ぎ、国会内で首相指名で“高市早苗”と書くことについて、「前進した」と話した日本維新の会の藤田共同代表。
一方の自民党側は…。
自民党・小林政調会長:
すべての項目において、論点におきまして、日本維新の会の皆さんのご意見・考え方は真摯に受け止めたつもりです。
午後3時、日本維新の会との2回目となる政策協議のため自民党本部をあとにする高市総裁は、記者からの「維新との政策協議は順調ですか?」との問いに「頑張っていきます」と話しました。
自民・維新の新たな連立に向けた協議は合意に向かうのか。
両党の幹部が顔をそろえた注目の会合、その冒頭、高市総裁は口元に笑みを浮かべてはいるものの、16日と比べるとやや硬いように見えます。
対する維新・藤田共同代表の表情も硬いように見えます。
17日朝、事態は急展開。
維新の吉村代表がフジテレビの番組で“連立の絶対条件”として、国会議員の定数1割(約50人)を削減することを挙げたのです。
連立の焦点に浮上した議員定数削減に、ある自民党議員は「乱暴な話だ。多数派で押し切れば批判が出るだろう」と話しています。
別の自民党幹部は「吉村代表は本気だと思う。のまなければ高市首相の指名はあやうくなる」としています。
注目の会談は1時間ほどで終了。
議員定数削減について一致点は見出せたのでしょうか。
日本維新の会・藤田共同代表:
(Q.吉村代表は議員定数削減が条件と)それも含め大きく両者の理解という意味で前進した。
一方で、これまで続けてきた立憲民主党、国民民主党との野党3党協議については…。
日本維新の会・藤田共同代表:
一区切りとさせていただきたい旨をお願いさせていただきました。
野党3党協議の打ち切りを明言しました。
ただ、維新側は自民党との協議について、17日の時点では“大筋合意と確約できる状態にまで至ってはいない”としています。
21日に予定されている首相指名選挙に向けて、最大の山場を迎えています。