プレスリリース配信元:株式会社Homeport
~7周年を記念し、『LCS白書2025』より「片づけと幸福度の関係」を発表~
「ママだけが頑張らない」を合言葉に、自ら片づけられる人を育て家族をごきげんな暮らしに導く株式会社Homeport(本社:東京都港区、代表取締役:西崎彩智) は、2025年5月27日~6月17日に「家庭力アッププロジェクト(R)」卒業生コミュニティ「Life Creators STUDIO(以下LCS)」 の1236名を対象にアンケートを実施。242名から回答を得ました。
今回のテーマは「片づけと幸福度の関係性を可視化する」こと。
その結果、家の状態が整っている人ほど、自己幸福度・家族幸福度のスコアが顕著に上昇することが明らかになりました。
本調査は、Homeportが7周年を迎える節目として発表する『LCS白書2025』の一部。
株式会社Homeportは、家庭の中に眠る「整える力」を企業の人的資本・社会貢献の観点から捉え直し、人材育成・ウェルビーイング経営に活用できる新たなプログラムモデルの構築を進めています。
1.家が整うと、幸福度が上がる -「片づけ」は心のメンテナンス
アンケート結果によると、家庭力アッププロジェクト(R)受講後(家を整えた後)の自己幸福度は平均8.1ポイント、受講前(家を整える前)は4.9ポイントでした。
受講を通じて幸福度スコアは平均3.2ポイント(約1.6倍)上昇しており、「片づけ」が心理的ウェルビーイングの回復に寄与することが明らかになりました。
家の中が整うと「気持ちが穏やかになった」「家族と話す時間が増えた」「自分を大切に思えるようになった」という声が多数寄せられています。
2.家庭内の「見えない負担」を整えることが、幸せの第一歩に
アンケートでは、自己幸福度をさらに「自分の気持ちや感情面」「家族関係」「仕事」「お金」「健康」「時間」「自分の未来」に分けて満足度を調べました。それぞれ受講前と比べて受講後はポイントが顕著に増加しています。
また、共働き化・育児・介護・情報過多などにより、家庭内には「見えないタスク」が増加しています。 今回の調査では、約7割が「家事・片づけの負担が心身のストレスになっていた」と回答しました。
「家庭と仕事の両立が難しい」と感じる理由として…
・自分の体力・メンタル面(39.0%)
・家事・育児の負担(33.6%)
・パートナー・家族の理解不足(7.9%)
が上位を占めました。
受講後は「家族で協力できるようになった」「子ども・夫・パートナー関係のストレスが減った」といった声が多数寄せられ、家庭を整えることがストレス軽減に直結していることが伺えます。
3.家庭で育まれる「整える力」は「企業の人的資源」──社会とつながる次のステージへ
個人の幸福度指数の高い社員は、そうでない社員に比べて生産性や集中度が高いことが
国内外の複数の調査で明らかになっています。
●英国ワーウィック大学の研究(2015)では、幸福度を高めた社員は生産性が約12%
(1.12倍)高い。
(出典:Oswald, Proto & Sgroi, Happiness and Productivity, University of Warwick)
●Gallup社の国際調査(2023)では、エンゲージメントが高い社員は生産性が1.3~1.5倍高く、離職率は43%低い。
(出典:Gallup, State of the Global Workplace 2023)
●マッキンゼー社の分析(2021)では、社員のウェルビーイングが高い企業は営業利益率が平均20%以上高い。
(出典:McKinsey & Company, The Organizational Cost of Poor Wellbeing, 2021)
これらの調査結果からも分かるように、個人の幸福度は組織全体の成果に直結する重要な経営資源です。企業のウェルビーイング戦略として「家庭環境への支援」は世界中で新たな注目領域となっています。
暮らしから社会を変える-Homeportのアプローチ
株式会社Homeportは『LCS白書2025』を通じて、「家庭=暮らしの土台」であり、その土台が整うことが個人のキャリア形成にも好影響をもたらすこと、そして結果的に、企業の生産性や社会全体の活力にもつながることを共有していきます。
家庭を整える力は、自己管理力・課題解決力・チームワーク力など、 企業が求めるスキルと同質の「セルフマネジメント能力」だと考えます。実際に、「家庭力アッププロジェクト(R)」の受講を経て、多くの女性が「自分も家族も幸せだと感じるようになった」と答え、孤独感や家族とのすれ違いが減ったという結果が得られました。
一方で、家庭と仕事の両立や時間のなさに悩む人は依然として多く、政府が「リスキリング(学び直し)」を推進する一方で、 多くの人が「学びたくても時間がない」という現実に直面しています。
株式会社Homeportは、こうした課題を「制度や仕組み」ではなく、生活者視点からアプローチする「社会実装モデル」として捉え、暮らしを軸にした変革を推進しています。家庭領域の支援を通じて、社会全体の幸福度を底上げする旗振り役として、今後も調査・啓発・企業連携を続けていきます。
【代表コメント】
株式会社Homeport 代表取締役 西崎彩智
Homeportの原点は「片づけ」でした。
部屋を整えることで、人の心が変わり、家族の会話が増え、関係性が変わっていく。
その連鎖を何度も見てきた私たちは気づきました。
人の行動を変えるには、まず関係を整えること。
そして、関係を整えるには、自分の内側を見つめ直すこと。
片づけとは、モノを減らすことではなく、自分にとって大切なものを選び抜く力を育てること。
その力が、人間関係や組織づくりにも通じているのです。
今回、白書をまとめて改めて感じたのは、「家庭の中で起きている小さな変化こそ、社会を動かす原動力になっている」ということでした。
暮らしの現場にこそ、人の力・関係の力・社会の力を育むヒントが詰まっています。
家庭の中で生まれた「整える力」「つながる力」「続ける力」を、これからも企業や社会の中に広げ、誰もが安心して力を発揮できる社会を育てていきたいと思います。
【参考データ】
アンケート期間:2025年5月27日~6月17日
集計期間:2025年6月18日~10月13日
回答者数:242名(家庭力アッププロジェクト卒業生)
主な調査項目:家の状態・幸福度・家族関係・仕事への影響
【お問い合わせ先】
株式会社Homeportは、こうした課題を制度ではなく「暮らしの現場」から変えることを目指してきました。 家庭と社会をつなぐ架け橋として、“暮らしから社会をアップデートする“活動を続けていきます。
今後も、企業・自治体・教育機関との共同調査や、暮らしに関するモニター研究、講演・取材依頼などを積極的に受け付けています。 家庭の中で育まれる“整える力“を社会の力へとつなぎ、暮らしから人と社会の未来を豊かにしていきたい企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
株式会社Homeport
〒105-0012東京都港区芝大門1丁目1-23 Axon HAMAMATSUCHO 201
URL:https://nishizakisachi.com/
担当: 鈴木・関・岸
E-mail:info@nishizakisachi.com
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