将棋の第38期竜王戦7番勝負第2局が福井県あわら市「あわら温泉 美松」で行われます。藤井聡太竜王と、挑戦者の佐々木勇気八段はそろって15日に県内入り。詰めかけた報道陣の要望を受けて“恐竜”を前にフォトセッションをした後、意気込みを語りました。

Q.1年ぶりの福井の感想は―
藤井竜王:
昨年の対局の際にも、本当に県をあげて対局を歓迎してくださっていることに感激したんですが、今年も昨年以上に熱気があり歓迎されているのを感じ、とても嬉しく思っています。明日からの対局で良い将棋を指したいという気持ちが一層高まりました。
 
佐々木八段:
1年ぶりに福井駅に来ましたが、恐竜もかなりバージョンアップしていて、竜王戦を盛り上げていただいている実感を感じます。これだけ多くの方を前に取材を受けることも珍しいのですが、良い将棋を指せればと思います。
 
Q.2024年の竜王戦第2局の棋譜が再現された恐竜モニュメントを見て―
藤井竜王:
恐竜どうしの対局も、どうやら昨年の福井での竜王戦と同じ展開になっているみたいなんですが…私としては、昨年の対局は完敗でしたので、今年は、より白熱した戦いをお見せできればと思います。
 
佐々木八段: 
この時は、いい将棋が指せたので、またこういう将棋が指せるように頑張りたいと思います。

Q.将棋以外に楽しみにしていることは―
藤井竜王:
昨年の竜王戦で初めて福井に来たのですが、もちろん温泉も素晴らしかったですし、食事も地元の名物をはじめ色々なメニューをご用意いただいて選ぶのも楽しく、美味しかったです。今年は、また昨年とは違った食事やおやつのメニューをご用意いただいているということなので、そちらも楽しむことができたらなと思います。
 
佐々木八段:
あまりカニを食べる機会がないので、福井のおいしいカニを食べたいなとは思ってるんですけれど…いつもあと10日とか2週間後ぐらいに解禁なので、冬にまたプライベートで来て食べられたらと思います。
 
Q.恐竜の前でインタビューを受けたことは―
藤井竜王:
それは間違いなく初めてかと思います。やはり福井は恐竜が非常に有名ということはもちろん知っていたんですが、駅前でこんなに迫力ある景色を見られるとは思っていなかったし、竜王戦に合わせて和服を着て将棋を指していて感激しました。
  
佐々木八段:
こうしたドラマとか映画のワンシーンみたいな、ロケみたいな感じで撮られることも特にないので…こんなに将棋が注目されて、本当にうれしい限りだなと思っています。

Q.どんな将棋を指したい―
藤井竜王:
福井の皆様に、すごく期待をしていただいている対局だと思うので、その期待に応えられるように2日間しっかりと集中して、最後までどちら勝つか分からないような白熱した戦いをお見せできるように、全力を尽くしたいと思っています。
 
佐々木八段:
勝ちたいと思って勝てる相手でもないのですが、少ないチャンスをつかめるように頑張っていきたいと思います。

福井テレビ
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