石破首相は13日、大阪・関西万博の閉会式に出席した後、取材に応じ、「みんなが心一つにして、大きな成功を収めたと思っている」と、184日間の万博を振り返った。
万博の開幕当初は来場者数や収支などを不安視する見方があったが、石破首相は「随分とネガティブな声もあったけども、見事にそれをはねのけて、あえて言えば、大成功になったと思う」と評価した。
また、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に触れ、石破首相は「命をどう考えるか、未来とは何なのかということを世界の人たちが考える機会になった」と述べ、万博の意義を強調した。
閉会式で石破首相は、「分断よりも連帯、対立よりも寛容を大切にし、素晴らしい博覧会を作り上げることができた」と関係者へ感謝を伝えたほか、万博の魅力発信などに貢献したとして公式キャラクターのミャクミャクに感謝状を贈った。
「内閣総理大臣感謝状」は、1950年に制度が始まって以降、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹氏を第1号に、これまで95の人物や団体に贈られてきたが、キャラクターへの授与は史上初めてとなる。