アメリカのトランプ大統領は7日、カナダのカーニー首相と会談し、貿易や関税などをめぐり協議しました。
トランプ大統領はカーニー首相について「世界クラスのリーダーで、タフな交渉人でもある」と持ち上げる一方で、「カナダにはうまくやってほしいと思っているが、我々も同じビジネスを求めているという点がある。同じビジネスを巡って競争している」と述べました。
また、報道陣から現状50%が課されている鉄鋼などへの関税を引き下げるか問われると、「カナダから輸入は継続するが、関税を払わなければならない」と述べました。
カナダの8月の失業率は7.1%と悪化していて、今後、アメリカが課している35%の関税を引き下げられるかが焦点です。アメリカメディアは「トランプ政権による新たな木材などへの追加関税は、カナダ経済にとってさらなる打撃となる」などと報じています。