旬を迎えた“おけさ柿”の初競りが新潟市で行われました。日ざしを多く浴び、甘く仕上がった秋の味覚を、主な産地である佐渡市と新潟市の市長が自らPRしました。
【齋藤正昂アナウンサー】
「こちらにずらりと並んだ箱の中に入っているのは、四角い形が特徴的なおけさ柿。10月7日、初競りが行われます」
7日朝、新潟市中央卸売市場に並んでいたのは、旬を迎えている“おけさ柿”です。
おけさ柿はJAを通じて出荷される『刀根早生』や『平核無』という品種の柿で、種がなく食べやすいのが特長。
代表的な産地である佐渡市の民謡“佐渡おけさ”が名前の由来ですが、実は新潟市も主な産地の一つです。
【新潟市 中原八一 市長】
「新潟市の場合は『越王おけさ柿』ということで、生産者の人たちも頑張って取り組んでいる」
7日朝はおけさ柿の初競りにあわせ、佐渡市の渡辺竜五市長と新潟市の中原八一市長が秋の味覚をPR。
【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「初物のかたさと甘み、季節のおけさ柿、秋の始まりだなという感じがする食感」
今年は夏の小雨の影響が心配されましたが、8月から9月にかけてまとまった雨が降ったため順調に生育。
さらに、日ざしをたっぷりと浴びたことで、甘い柿に仕上がっているということです。
【JA佐渡 竪野信 理事長】
「収量が減ったりとか、品質が悪かったりというところがあまりなくて、結果的には良いものになったのではないかと思う」
おけさ柿を全国に広めるため、JAは10月、東京の大田市場でも佐渡市と新潟市のトップセールスを行います。
【新潟市 中原八一 市長】
「おいしいおけさ柿を消費者の皆さんにお届けすることができると思う」
【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「秋の代名詞として、日本全体にこれからも発信していけるように、新潟市と一緒に頑張っていきたい」
JAは今年約6400tのおけさ柿の出荷を見込んでいます。