毒性が強く緊急対処が必要な特定外来生物に指定されている“ヒアリ”が新潟東港で見つかった。新潟県内での確認は今回が初めて。県は、ヒアリと疑われるアリを発見した場合は、市町村や保健所へ連絡するよう呼びかけている。
新潟では初確認 新潟東港で“ヒアリ”見つかる
赤っぽくツヤがある体が特徴のアリ。新潟東港で見つかったヒアリだ。

県によると9月26日、環境省が新潟東港の西埠頭で毎年実施しているヒアリの侵入調査の中で調査業者がコンテナヤード上の舗装の継ぎ目から出入りする約20匹のアリを確認。
ヒアリであることが疑われることから環境省は専門家による分析を行っていた。

その分析結果が判明し、環境省から依頼を受けた専門家がヒアリであることを確認したという。
新潟県内でのヒアリの確認は今回が初めてだ。
強い毒性で死に至ることも…発見した場合は市町村などに連絡を
ヒアリは『要緊急対処特定外来生物』に指定されていて、刺されるとやけどのような激しい痛みを伴い、強い毒性によるアレルギー反応で死に至ることもある。
環境省や県は、周辺に殺虫餌を設置するなど防除対策を講じるとともに引き続き調査を進めていて、県民に対してはヒアリと疑われるアリを発見した場合は市町村や保健所へ連絡するよう呼びかけている。
(NST新潟総合テレビ)