大阪大学の坂口志文特任教授のノーベル賞受賞が決まったことを受け、坂口さんがかつて研究した愛知県でも喜びの声が聞かれました。
大阪大学 坂口志文特任教授:
「思い切って大学院を辞めて、愛知県がんセンターに行き、そこで勉強させてもらった。その時の決断が現在につながっていると思う」
ノーベル生理学・医学賞受賞が決まった坂口さんは、1977年に京都大学大学院を中退し、愛知県がんセンターで免疫の暴走を抑える「制御性T細胞」の発見につながる研究を始めました。
愛知県がんセンター 井本逸勢研究所長:
「無給の研究生という身分で来られて2年半。いつかはっていうのは間違いないと思っていた。心からお祝いを申し上げたい」
大村知事も会見で「研究者としてのスタートが愛知県で大変誇りに思う」と話しています。