三重県が、全国で初めてとみられる罰則付きのカスタマーハラスメント防止条例を制定する方針であることがわかりました。

 三重県は、客からの理不尽な迷惑行為=「カスハラ」の防止のため、悪質な客への罰金などの規定を盛り込んだ条例案を、2026年度の県議会に提出する方針であることを明らかにしました。

 条例案では、長時間にわたり店員を罵倒したり、謝罪を求めたりする行為を「特定カスハラ」と定め、悪質な行為に対し知事が「禁止命令」を出しても改善されない場合、罰金などを科す規定を盛り込む方針です。

 県は検察庁と協議を進め、10月中旬にも議会側に条例案を示したいとしています。

東海テレビ
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