北海道十勝地方の士幌町の農業用貯水池で10月5日、清掃作業をしていた男性が水面に浮いている状態で発見され、その場で死亡が確認されました。
死亡したのは、士幌町に住む74歳のパート従業員の男性です。
警察によりますと、10月5日午前11時30分ごろ、士幌町士幌の農業用貯水池で、パート従業員の男性が水面に浮いているのを農協職員が発見し、救急隊員によって救助されましたが、その場で死亡が確認されました。
貯水池は幅約235メートル、奥行き約200メートル、深さ約5メートルで、農業用水をためる人工のため池です。
男性は10月4日朝から貯水池の藻を取り除く清掃作業をしていました。
その日の夕方には施設のカギを返却する予定でしたが返却されなかったため、貯水池の管理者が農協に連絡し、5日に現場を訪れた農協職員が男性を発見したということです。
貯水池周辺の斜面には、清掃に使われるほうきと籠、取り除かれた藻が残されていました。
警察は、男性が作業中に誤って貯水池に転落した可能性があるとみて、事故原因と死因を詳しく調べています。