名古屋市内の学校で教師の盗撮などの事件が相次ぎ、再発防止を誓う中、18日、新たな逮捕者が出ました。名古屋市の広沢一郎市長が18日夕方、急きょ取材に応じました。

広沢名古屋市長:
「痛恨の極みですね。またしても名古屋からというのは本当に、なんとも言いようのない強い怒りとともに、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 逮捕されたのは、中川区の千音寺小学校の教師・水井聖清容疑者(40)。9月12日、児童の下着を盗撮するため教室の机の下に小型カメラを設置した疑いが持たれています。

 16日、子供がカメラを見つけたと保護者から連絡があって発覚し、水井容疑者は調べに「女子児童の身体、服装や下着に興味があった」と、容疑を認めているということです。

広沢名古屋市長:
「この事案は情報提供には入っていなかった。そういうことでは暴けない新たな件もあるのだと。なんらか対策を取らなければいけない」

 教師による盗撮などが相次いだことを受け、市は調査委員会を立ち上げ、8月末を期限にすべての学校などから情報提供を求めたばかりです。

 18日の市議会でも…。

杉浦弘昌教育長:
「全教職員をあげて児童生徒への性暴力防止に取り組んでいる最中であるのにも関わらず、誠に申し訳ございません」

 杉浦教育長は市議の質問に答え、隠しカメラを探知する機器を今年度中に導入し、さらに校内の防犯カメラの設置も検討すると明らかにしました。

杉浦弘昌教育長:
「隠しカメラの探査機器を活用することは、点検の精度の向上が期待される。できるだけ早期に導入できるよう検討してまいりたい」

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。