2025年1月、埼玉県の八潮市で地中に埋まる下水道管の腐食により大規模な道路陥没事故が発生。直径5メートルほどの穴にトラックが落下し運転手が亡くなりました。

これを受け、国土交通省は全国の自治体に対し直径2メートル以上で設置後30年以上の下水道管の破損調査を依頼しました。その結果、桟橋通2丁目から4丁目にかけて埋まる下水道管440メートルにひび割れなどの破損箇所を発見。原則1年以内に速やかな対策の実施が必要となる「緊急度1」判定となりました。

下水道管には土砂の侵入はないものの、老朽化によるひび割れから地下水が染み込んでいることが確認されたということです。

高知市で調査の対象になったのは約4.9キロで、このほど調査が終わったのは約半分の2.6キロにとどまっており、破損箇所がさらに増える可能性もあるということです。

今後について市の上下水道局は、ひび割れが判明した場所で路面から下水道管までの間に空洞ができて陥没の恐れがないか、調査を進めていくとともに残りの下水道管の調査を進める予定です。

高知さんさんテレビ
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