金融業界への進路を希望する東京の大学生が18日、愛媛県今治市にある造船所を訪れ、ドックの見学や船の建造する際の資金調達方法などを学びました。

ヘルメットをかぶりドックを見渡せる場所で、担当者から説明を受けたのは中央大学経済学部の大学生24人。ゼミの夏季合宿で愛媛県に訪れ今治市の浅川造船を見学しました。

学生たちはゼミで金融学を学んでいて、建造の際に巨大な資金が動く「シップファイナンス」を学ぼうと今回の勉強会をオファー。愛媛銀行の協力も得て勉強会が実現しました。

学生たちは2万トンを超えるケミカルタンカーの建造現場を間近で見たほか、設計室で設計支援システム「CAD」を使った船の図面制作を見学しました。

このあとシップファイナンスの専門家から、融資の際には用船料の担保を付けるほか、複数の銀行で協調して同じ条件で融資する「シンジケートローン」など、「シップファイナンス」の仕組みをレクチャーされました。

男子学生:
「実際に現場で働いている方々の給料であったり材料費であったり、本当に多くの資金が動くので造船業っていうのは本当に魅力的だなと感じました」

女子学生:
「色々な方々、世界中の方々に貢献できるっていう、すごいやりがいも大きい仕事だなって考えていて、ほかではなかなかできないからこそ、愛媛銀行さんなどシップファイナンスをやられている金融機関さんはとても魅力に感じます」

愛媛銀行もこの造船所に「シップファイナンス」をしていて、「こうした経験が将来のキャリア選択として検討する契機になれば」と期待しています。

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テレビ愛媛
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