都道府県の基準地価が発表され、全国平均が4年連続で上昇しました。
都市部で上昇基調が継いているほか、好調なインバウンドで住宅需要が増えているリゾート地も目立ちます。
7月1日時点の全国平均の基準地価は、住宅地がプラス1.0%、商業地はプラス2.8%、全用途ではプラス1.5%と4年連続で上昇しました。
いずれも上昇率は、1991年のバブル期以来最大となりました。
全国で最も地価が高い地点は、20年連続で東京・中央区の「明治屋銀座ビル」で、1平方メートルあたり4690万円でした。
上昇率のトップは住宅地では北海道富良野市の27.1%で、堅調なリゾート人気に加え、インバウンド向けの別荘やコンドミニアムなど住宅需要が増大しているのが要因です。
商業地の上昇率トップは、北海道千歳市の31・4%で、大手半導体メーカー「ラピダス」の進出を受け、30%以上の高い上昇率になりました。