自衛隊と米軍による実働訓練「レゾリュート・ドラゴン」が11日から始まり、沖縄県うるま市のキャンプコートニーで開始式が開かれました。
日米の実働訓練レゾリュート・ドラゴンは、沖縄や九州などで11日から25日まで行われ、日本側から陸上自衛隊や海上自衛隊が1万4000人、アメリカ側から海兵隊や空軍など5000人が参加し、これまでの訓練で最大規模となります。
県内では、石垣駐屯地で米海兵隊の新たな地対艦ミサイルシステム「ネメシス」などを展開します。
いっぽう、与那国町では高機動ロケット砲システム「ハイマース」の展開などを計画していましたが、予定を取りやめ、けが人の救護訓練のみを行います。
11日の開始式で陸上自衛隊の鳥海誠司陸将は「日本の防衛に係る強固な意志を国内外に示す必要がある」と訓示しました。
また、米軍のロジャー・ターナー四軍調整官は「現代の安全保障環境は非常に複雑で、全ての部隊が全力を挙げて連携することが求められている」と強調しました。
訓練では、民間の空港や港の使用も予定されていて、県は10日、県民生活への影響を最小限にするよう要請しました。