浦添西海岸で行われているサンゴ礁再生プロジェクトで、植え付けられたサンゴの生育状況が確認されました。
浦添西海岸の北側にある通称「カーミージー」と呼ばれる海辺。港川自治会は20年近くにわたり、人と海辺のつながりをつくる「里浜活動」を続けてきました。
7年前からはふるさとの海を自分たちの手で守ろうと、さんごの苗づくりや植え付けを行うプロジェクトに取り組んでいて、地域のこどもたちと一緒に140本のサンゴの苗を植え付けてきました。
植え付けの際は小指ほどの大きさだったサンゴの苗が成長し、綺麗なブルーや縞模様の熱帯魚が泳ぐのが確認できます。
地域の人たちが守ってきた大切な海ですが、防衛省が進める那覇軍港の移設計画によって失われてしまうのではないかと懸念されています。
港川自治会 銘苅全郎さん:
サンゴが成長しないと海は生きてこない。現在この海はちゃんと生きている。
埋め立て、軍港計画で流れが止まってしまうんじゃないかとアセスの説明会では訴えた。
港川自治会の銘苅全郎さんは一方的な計画の説明だけでなく、防衛省の担当者にはサンゴの生きるこの海を見に来てほしいと話します。
港川自治会 銘苅全郎さん:
非常に気の遠くなるようないったん壊してしまったら、自然の再生というのは難しくなる
港川自治会では今後も観察会などを開いてサンゴの成長を子どもたちとともに見守っていきたいとしています。