沖縄戦で首里城の地下に構築された第32軍司令部壕を巡り沖縄県が計画する展示施設の配置や展示物の内容の素案が10月、検討委員会に提案されます。

第32軍司令部壕の保存・公開を目指す県は、司令部壕の全体像を伝える展示施設を県立芸術大学の敷地内に整備する方針で現在、有識者による検討委員会で議論を重ねています。

3回目の会合が開かれ、出席した委員からは見学者がリピーターになるような施設を目指すべきとして「企画展が実施できるようなスペースの確保」や「見学後に感想を共有できるような仕組みが必要」などといった意見が上がりました。

県はこれらの意見を参考に施設の配置や展示内容をまとめた基本計画の素案を10月下旬に予定されている検討委員会に提出します。

また、12月にパブリックコメントを実施したあと、基本計画をとりまとめる方針で、県は2029年に施設の開設を目指すとしています。

沖縄テレビ
沖縄テレビ

沖縄の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。