アメリカの電気自動車大手テスラは、CEOのイーロン・マスク氏に対し、約1兆ドルもの巨額報酬案を提示しました。
5日、テスラが明らかにしたイーロン・マスク氏への報酬案は今後10年間で時価総額が現在のほぼ8倍にあたる8兆5000億ドルに達した場合、約1兆ドル、日本円で147兆円相当の株式が付与されるというものです。
また条件として電気自動車2000万台の納入や、自動運転タクシー100万台の商業運行を実現するなど厳しい目標も課されています。
テスラの提案書には「マスク氏を引き留め、適切なインセンティブを提供することは極めて重要」と記載されていて、アメリカのブルームバーグ通信は「前代未聞の巨額契約だ」と伝えています。
マスク氏の報酬をめぐっては、2018年に8兆円を超える報酬案が「高額すぎる」として株主から提訴され、裁判が続いていて、今回の新たな巨額報酬案に対する株主の反応が注目されます。