みずほFGが「週休最大4日」導入へ

みずほフィナンシャルグループは、週休最大4日制を導入する方針だ。

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この制度は、週休3日や4日での働き方を認めるものであり、銀行や信託銀行、証券などグループ6社の正社員約4万5000人が対象になる。
働いた時間に合わせ、基本給は週休3日で従来の80%程度、週休4日で60%程度となる。

週休最大4日制はメガバンクでは初めてで、新型コロナ感染拡大を機に副業や介護などに時間を使うことができる新たな人事制度を目指し、12月に導入する方針だ。

働き方の選択肢が多様化

榎並大二郎アナウンサー:
みずほフィナンシャルグループの他にも、週休3日の動きはすでに進んでいます。
ユニクロを展開するファーストリテイリングは、1日の勤務時間は長くなりますが週休3日が可能。
そして、ヤフーでは育児・介護・看護のある社員については、週休3日を選択可能となっています

加藤綾子キャスター:
松丸さん、こういう「働きかた改革」、どうですか?

松丸亮吾氏:
働き方の選択肢は、人それぞれでいいと思っています。
こういう制度がどんどん広まっていくことで、自分のリフレッシュの時間とか、今の仕事だけではできないインプットの時間にも充てられると思うので、企業としても全体としてステップアップになると思います

加藤綾子キャスター:
私もすごくいいと思っています。
私の友人で、ご主人が単身赴任していて、ひとりで子供2人を子育てしながら働いている方がいるんですけど、やっぱりそれがちょっと厳しくて(仕事を)辞めることになったんですよ

住田裕子弁護士:
そういう方でも、仕事と生活のバランスが取れる制度を選べる方がいいですね

加藤綾子キャスター:
選択肢が増えるのがいいですよね

住田裕子弁護士:
ただ銀行の場合は、もうひとつ厳しいところがある。
ゼロ金利政策によって、本業の収入が非常に厳しくなっている中で、地方銀行の統廃合も視野に入れている。だから、足腰を強くする経営体力をつけるための人件費の削減にもちょっと意味があると思う

加藤綾子キャスター:
そういう背景もあるということですね。
一度、週休3日を選んで、その後に変えることはできますか?

住田裕子弁護士:
選択肢を多様にするということで、乗り入れは自由になるかと思います。
今後は、労働組合等と人件費の問題での話し合い協議が注目されるところですね

(「イット!」10月7日放送より)