新潟県産のブランドイチジク『越の雫』の出荷がピークを迎えています。気になるイチジクの収穫や集荷、販売の様子を取材しました。
【高濱優生乃アナウンサー】
「新潟市西蒲区の集荷場、中から運び出されているのは県を代表するブランド『越の雫』です」
県内のイチジクの総生産量約7割を占める『越の雫』。上品な優しい甘みが特長です。
今年は7月の少雨の影響で例年に比べ、小玉傾向に…それでも、イチジクは田んぼの転作地で栽培されることが多いため、農業用水を活用することで少雨の影響を抑えることができたと言います。
【JA新潟かがやき 高橋拓朗 係長】
「用水の水を入れることで定期的に、かん水(根の水やり)をしているほ場がほとんどだった」
そして、イチジクは晴れの日が多いほど甘みが強くなるため、農家の鈴木哲也さんは今年の出来には自信があると話します。
【JA新潟かがやきいちじく部会 鈴木哲也 部会長】
「イチジクは暑さにはもともと強い。甘くて非常にみずみずしい玉がいっぱいこれからまた出てくる」
1日600個ものイチジクを毎日手作業で摘んでいるという鈴木さん。この日は、特別に収穫作業を体験させてもらいました。
【高濱優生乃アナウンサー】
「イチジクがぶら下がる根本を上に押し上げて収穫するということです。結構、力が必要です」
収穫した越の雫の味は?
【高濱優生乃アナウンサー】
「水分が豊富でみずみずしい。酸味はほとんど感じません。優しい甘味が程よくのっていて、上品な味わいです」
甘い香りに誘われて、5日も直売所には多くのお客の姿がありました。
【お客】
「(Q.越の雫の魅力は?)あっさりした甘さ。暑いから、おいしいものを食べて暑さを乗り切ろうと思う」
【お客】
「(友人に)ここの越の雫がおいしいと言われて(買いに来た)。まだ暑いから、イチジク食べて元気に過ごしたいと思う」
出荷は、11月初めごろまで続くという越の雫。
【越王の里農産物直売所 小林政史 店長】
「好き嫌いがあって食べたことない人が多いが、実際に食べてみるとすごく甘くておいしいので、食べたことがない人にぜひ味わってほしい」
優しい甘さが楽しめる自然のスイーツ、越の雫で夏の疲れを癒してみてはいかがでしょうか?