岩手県内の生産者が育てた花を一堂に集めた「いわてフラワーコンテスト」の審査会が9月5日、花巻市で開かれました。
高温や水不足による影響が懸念される中、生産者の努力により、2025年も良い出来の花がそろったということです。

コンテストはJA全農いわてが毎年開催していて、5日の審査会には県を代表する花のリンドウや小菊を中心に160点が出品されました。

審査員は花の色や茎の形などを念入りにチェックして品質を評価していました。

JAによりますと、2025年は7月以降、高温と雨が少ない日が続いたため、県内のリンドウは丈が短いものが目立っているということです。

また、小菊は平年より1週間から10日ほど生育が遅れ、需要が高まるお盆の時期に出荷できないケースもありました。

厳しい生育環境の中、生産者の努力もあって5日に出品された花には大きな影響は見られず、出来は良いということです。

審査の結果、最優秀賞の農林水産大臣賞には八幡平市の勝又勝男さんのリンドウが選ばれました。

JA全農いわて 遠藤篤彦園芸特産課長
「生産環境が非常に厳しい中、生産者にはとても素晴らしい花を多く出品いただいた。ぜひ見ていただきたい」

出品された花は、6日に花巻市のなはんプラザで一般公開されます。

岩手めんこいテレビ
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