牧之原市は9月9日と10日に同市で予定されていた将棋の王位戦 第6局について、開催を辞退したことを発表しました。
牧之原市の平田寺書院では9月9日と10日に「伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負」第6局が開催され、藤井聡太 王位と永瀬拓矢 九段の対局が予定されていました。
しかし、開催地の牧之原市では9月5日、台風15号の影響で竜巻などの激しい突風が発生したと見られ、同日午後8時現在の市のまとめによると、住宅被害は228棟に上るなど甚大な被害を受けました。
このため、市は多くの市民が被災したことに加え、対局者や関係者、イベント参加者の受け入れ態勢を十分に整えられる状況ではないことから王位戦第6局の開催を辞退すると発表し、あわせて8日に予定されていた前夜祭と10日の大盤解説会も中止となりました。
牧之原市の杉本基久雄 市長は同市のホームページで「緊急災害対応が最優先事項である中、当市で9月9日(火曜日)、10日(水曜日)に予定されておりました『伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負』第6局について、やむを得ず辞退させていただく決断をいたしました。日頃より多大なる御支援と御協力をいただいている関係各位に対し、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。