静岡県浜松市では川が増水して80代の男性が流された可能性があるという情報があり、消防が捜索活動を行っています。現場から中継です。

落合健悟 記者:
こちらが男性が流された可能性があるという用水路です。

私がこちらに来た午後3時過ぎは増水していましたが、現在は水が引いています。

現場の消防隊員によると、ピーク時はこれより1mほど高い水嵩だったとみられています。

正午前、「80代の男性が水路に落ちたのではないか」などという通報が消防にありました。

この情報をもとに消防隊9隊が出動して、周辺の水路や川の中に入るなどして男性の捜索活動にあたりました。

消防によりますと、目撃者がいないため本当に水路に落ちたのかはわかっていないということですが、これまでに男性と連絡が取れていないことから水路に流された可能性もあるとみて警察とも連携をしながら捜索を続けています。

気象台によりますと、午後0時9分までの1時間に浜松市で降った雨の量は47.5ミリ。

バケツをひっくり返したような激しい雨です。

また、午後1時頃には県西部で線状降水帯が発生し非常に激しい雨が同じ場所で降り続いたこともあり、こちらの水路や周辺の川の水位が上昇しました。

周辺の住民からはその時間帯は流れが普段よりかなり速かったという声やこの用水路は雨が降ってもすごく水が増えるというイメージはなくおどろいているという話が聞かれました。

そして、消防が様子を見ているところが用水路からつながる川になり、現在、消防はそちらの方も捜索を続けています。

先ほど取材をした際は川の水位も上がっていて茶色く濁った水が勢いよく流れていたのですが、現在も普段よりは茶色く濁った水が流れているのを確認できます。

消防は9月5日は日没まで捜索を続け、翌日以降も活動を継続するかの判断をするということです。

以上、中継でした。

テレビ静岡
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