宮城県内は9月5日未明から明け方にかけて、三陸沿岸の地域を中心に大雨となりました。雨による大きな被害はありませんでしたが、一部の自治体には避難指示が出されました。
前線に向かって、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、県の北部では未明から明け方にかけて大雨となりました。
特に三陸沿岸の地域で雨雲が発達。気仙沼では9月の観測史上最大となる、1時間に73ミリの非常に激しい雨を観測しました。
また、気象庁のレーダーによる解析では、女川町付近で午前4時までの1時間に、およそ100ミリの雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
この大雨により土砂災害の危険が高まっているとして、石巻市雄勝地区、南三陸町歌津地区のあわせて1801世帯に、避難指示が出されました。
一方、気仙沼市松崎北沢の三陸道上り線では、午前7時40分ごろ道路脇の土砂が流出。通行の妨げになる恐れから、一部区間で通行止めとなりました。