熊本市在住の画家・片山 知子さんの活動25周年記念の作品展が熊本市中央区のアートスペース大宝堂で開かれています。初日はライブパフォーマンスが披露されました。
熊本市在住の画家・片山 知子さんです。
幼い頃から絵を描き、慶誠高校卒業後に本格的に活動を始めました。ことしで25周年、これを記念して熊本市中央区のアートスペース大宝堂で作品展を開いています。
【画家・片山 知子さん】
「〈25年も続かせていただいたな〉としみじみ感じて、本当に感謝の思いです」
このライブパフォーマンスのように、音楽に乗せて即興で絵を描くなど片山さんは〈瞬間的なひらめき〉から作品を生み出しています。
今回の作品展『パーフェクトパフェ』も同じように〈瞬間的なひらめき〉からイメージをふくらませたといいます。
【画家・片山 知子さん】
「私の中で数カ月前に食べるパフェのイメージが湧いたんです。その器が自分自身、人を表しているなというイメージが湧いてきて、パフェの器の中にいっぱい好きなものを載せていくという人生観をパフェに表現して、『パーフェクトパフェ』という題を決めて、作ってきました」
会場には、初期の作品のほか、今回の作品展のために描いた新作など、計約50点が展示されています。
【来場者】
「〈不思議な、こういう絵はどういうインスピレーション(ひらめき)を受けて描いているんだろうか〉と思いながら見ていました」
「〈内側の感情とかずっと温めてきた思想をすごく表に出している作品が多いな〉と感じました。心を揺さぶられたりだとか、〈こういう一面があったんだ〉とのぞかせるような、個性が特に際立った個展になっているかなと感じました」
片山さんはこれまで、人との関わり方や頭の中では分かっていても思うようにいかない日々に違和感を感じてきたといいます。
〈絵を描くことで救われた〉、その思いを作品に込めています。
『活動25周年絵画作品展 片山 知子 パーフェクト パフェ』は9月8日(月)までです。