木村知事は5日の定例会見で、一連の大雨による災害復旧に向けて4日就任した八代市の小野泰輔新市長と連携して取り組む考えを示しました。

自民党が推薦した現職を破り当選した小野さん。
木村県政との連携に注目が集まりますが、木村知事は「信頼関係があり方向性は一致している」と強調しました。

【木村知事】
「八代市の災害復旧のためには国からの支援が必ず必要だと思っていますので、小野新市長には私と一緒になって、国から支援を取っていく体制を私が間に入って整えたい」

自民党などから推薦を受け知事に就任した木村知事は、自民党所属の国会議員や県議などと連携し、『チーム熊本』を掲げて県政の様々な課題と向き合っています。

一方、八代市の小野新市長は特定の政党からの支援を受けずに選挙戦に挑み、自民党などが推薦する現職を大差で破って初当選を果たしました。

2人は大学時代、蒲島前知事のゼミ生として同期で、共に県の副知事を務めるなどの
共通点もありますが、政治的なスタンスの違いから2人の今後の連携に注目が集まっています。

木村知事は「『チーム熊本』は、特定の政党のものではない」と強調した上で、次のように答えました。

【木村知事】
「以前、県庁で一緒に仕事をした。小野さんも言っているが、いま毎日のように電話やメールをして、八代の被災にどう対応していくかや地元の課題を連絡し合っている。小野新市長との信頼関係は昔と変わらず『一緒にやっていこう』という方向性で一致している」

一方、小野新市長も「お互いの立場で市民のため、県民のために、同じ方向を見て
まい進していきたい」としています。

テレビ熊本
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