5日まで「防災週間」です。

地震や大雨などの災害への備えにもなると、大村市の会社が移動式の木造建築の製造に取り組んでいます。

こちらは大村市の建設資材商社「LTU」が製造している移動式の木造建築「スマートモデューロ」です。

縦12メートル、横2.4メートル、高さ2.89メートルの室内にはトイレや風呂など水回りも備えられているほか、好みに合わせて和室なども設置できます。

「木の良い香りもするし、思った以上に広々空間」

「さらに連結すれば、もっと広い空間を作ることが可能」

横への連結だけでなく、2階建てにもでき、拡張性の高さも魅力のひとつ。

事務所や宿泊施設など幅広い使い道がありますが、建物ごと輸送できて設置も簡単なことから、被災地でもスマートモデューロが使われています。

富建 スマートモデューロ事業部 中村辰昭 係長
「去年の能登半島地震の時は仮設住宅として、うちで作ったものを能登に運んで活用してもらった」

能登半島地震でも自治体からの要請を受けてストックしていたものなどを設置し、復興の足がかりとして被災した人たちを支えました。

原田岳 社長
「災害が発生すると現地での建築が難しいが、遠隔地で建築できるので、それを被災地にすぐに届けることもできる」「こういうものを日頃使いで使うところが増えると、災害時にも日本全体で強靭な供給体制が作れる。これから、これを広げて良さを知ってもらい使ってもらいたい」

災害時、スマートモデューロを速やかに活用できるよう、日本ムービングハウス協会は県と大村市と連携協定を結んでいて、今後は他の自治体にも広げたい考えです。

テレビ長崎
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