かわっては、子どもたちが選挙を体験です。
鳥取市の小学校で行われた「模擬選挙」、顔が復元された青谷弥生人の女性の名前をめぐり、子どもたちが真剣に1票を投じました。
5日、鳥取市の稲葉山小学校。
「舌戦」が交わされているのは「どの名前が良いか」…。
鳥取市青谷町の青谷上寺地遺跡から出土した骨を基に顔が復元された弥生人の女性の名前を「穂波」、「瑞穂」、「潮音」、「琴海」の4つの候補から選びます。
7月の参院選で18歳、19歳の投票率が推定で40%にとどまるなど、若い世代の政治への関心の低さが課題となる中、企画されたのが模擬選挙体験「ちいわか総選挙」です。
子どもたちに1票を投じる経験をしてもらい、自分の行動が政治に影響を与えることを感じてもらうのが目的で、得票数が最も多かった名前が実際に採用されることになっています。
子どもたちはそれぞれの「派閥」に分かれて「選挙運動」を展開。
各派の意見を踏まえた上でタブレット端末を使ったオンラインと投票用紙で意中の名前に票を投じました。
「選挙は大切だと思いました。大人になってからはちゃんと選挙とかには行こうかなと思いました。」
「選挙を通して1票1票の大事さが、とてもよくわかりました。」
鳥取県選挙管理委員会・松崎亮太事務局長:
実際に何かを決めた、何かを変えたということを体感してもらって、選挙権を得られた時に主権者として自分が決めるという意識を持って、地方の社会や政治に積極的に参加していただくような大人になっていただきたい。
県は、模擬選挙体験の教材を県内の小学校に配布。9月30日まで投票を受け付けることにしています。