8月のカムチャツカ半島付近の地震に伴う津波について、宮城県は9月2日、水産業関連の被害額が、調査中のものを含めて計1億4024万円に上ると明らかにした。
最も大きな被害が出たのは養殖施設で、約1億943万円の被害が確認されている。
・気仙沼市 カキ、ホタテ、ワカメの養殖施設5箇所で1億485万円(調査中)
・東松島市 カキの養殖施設1箇所で412万円(確定)
・石巻市 カキ、ホタテ、ホヤの養殖施設6箇所で被害。被害額は調査中
・塩釜市 カキの養殖施設1箇所で26万円(確定)
・松島町 カキの養殖施設1箇所で19万円(確定)
・南三陸町 カキ、ホタテの養殖施設2箇所で被害も自力復旧
また、養殖中のカキやホタテ、ホヤといった水産物の落下等による被害も大きく、計2485万円に達している。
・気仙沼市 カキ、ホタテの落下等4箇所1982万円(調査中)
・石巻市 カキ、ホタテ、ホヤの落下等5箇所350万円(調査中)
・塩釜市 カキの落下等2箇所で92万円(確定)
・松島町 カキの落下等1箇所で51万円(確定)
・南三陸町 カキ、ホタテの落下等2箇所で10万円(確定)
漁業用資機材についても被害が報告されており、計594万8千円。
・東松島市 定置網の滅失・破損1件450万円(確定)
・石巻市 大型・小型定置網の破損2件100万円(調査中)
・亘理町 刺網破損1件44万円(確定)
現在も調査は続いていて、今後、被害額が変動する可能性もある。