去年9月、大阪市西区の下水施設で起きた爆発事故について、大阪市は雨水を溜める池で発生したメタンガスが建物内に漏れ出して引火したことが原因とする調査報告書を公表しました。
去年9月、大阪市西区北堀江の下水施設で爆発が起き、市の職員など男性4人が軽いけがをしました。
市は事故の原因について有識者会議を立ち上げて調査を行っていて、きょう=5日、報告書が公表されました。
市によると、雨水を溜める池に長期間にわたってごみが残ったことでメタンガスが発生し、さらに池が満水になったため密閉するための蓋などから施設の建物内にガスが漏れ出しました。
そして遠隔操作で排水ポンプを起動したところ、ガスに引火して爆発が起きたということです。
もともと池に溜まった水やごみは、1日で除去する計画でしたが、3カ月間残り続けていたということです。
市は今後再発防止のため、メタンガスが発生しないよう監視や清掃を徹底し、ガスを常に吸引するなどの対策を行うとしています。