鈴木法相が5日、石破総理と会談し、前倒しで自民党総裁選を求める意向を伝えました。
閣僚が総裁選前倒しを求めたことが明らかになったのは初めてです。
これについて関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」でノンフィクションライターの石戸諭さんは「衆議院解散は“大義がない”ので可能性は極めて低いとみられていたが、これだけ『辞めろ』と言われると石破総理が”選挙で決着”に傾く可能性が本当に出てきたのではないか」と話しました。
自民党の総裁選の前倒しを巡って、閣内ではすでに副大臣・政務官の18人が要求する意向を示していますが、現役の閣僚が同調したことが初めてわかりました。
【ノンフィクションライター 石戸さん】「賛成の議員が多くなるっていうのが、今のところその確率が高いという見方になると思うんですけども、結局のところ、石破さんがどういうふうに考えているのかっていうところが1つポイントですよね。
『(衆院)解散』っていう声が、最近ポロポロ、ポロポロ聞こえてくるようになってきているんですよね。
その可能性って、最初はみんな極めて低いと思っていたんです。だって“大義が”ないですから。
だけどこのままいくと、石破さんの頭の中は、『これだけ辞めろ、辞めろって言われているけれど、自分は世論の支持が高いんだ』と。『世論の支持が高いんだったら、自民党の議員が“辞めろ”と言っているのが正しいのか。それとも自分が正しいのか。どっちが正しいのか、(衆院を解散して)選挙で決着をつけてやろうじゃないか』っていうような考え方に、傾いていくっていう可能性も本当にも出てきたのかなってすら思いますね」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2025年9月5日放送)