海上自衛隊の3等海曹が、上司の指導に腹を立て、庁舎の階段の壁を壊したとして、減給15分の1(1か月)の懲戒処分を受けました。

 懲戒処分を受けたのは、函館基地隊松前警備所に所属する30代の3等海曹です。

 3等海曹は2020年2月ごろ、上司から指導を受けたことに腹を立て、基地内庁舎の階段通路の壁を叩いて破損。さらに、2022年1月ごろにも、当直勤務の交代が認められなかったことに腹を立て、給湯室の壁を蹴って壊しました。

 2022年7月ごろ、パワハラなどの相談窓口に「服務規律違反がある」などと匿名の隊員から通報があり、事案が明らかになりました。

 調べに3等海曹は「自分の感情をコントロールできずに行った行為であり、とても後悔しています」と反省の意を示したうえで、「二度とこのようなことがないように自分の行動に責任を持って勤務に邁進します」などと話していて、9月3日付けで減給15分の1(1か月)の懲戒処分を受けました。

 塩﨑浩之函館基地隊司令は「隊員の服務事案が生起したことは大変遺憾。今後は改めて隊員に対する服務指導及び教育を徹底し同種事案の再発防止を図ると共に厳正な規律の維持と信頼回復に努めて参る」とコメントしています。

北海道文化放送
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