和歌山県那智勝浦町では、南海トラフ巨大地震で県南部が孤立したことを想定した警察の訓練が行われました。
訓練は、和歌山県の南の沖合でマグニチュード8.7の巨大地震が発生し、県南部の地域が孤立したという想定で行われ、およそ20人の警察官が参加しました。訓練では、土砂で埋まった家にチェーンソーで穴をあけ、閉じ込められた人を救出するなど災害時の対応を確認しました。2024年1月の能登半島地震では、広い地域で孤立が発生しました。紀伊半島に位置する和歌山県でも複数の地域で孤立が起きる恐れがあり、対策が求められます。和歌山県警は訓練を行う事で「県民の防災意識の向上につなげたい」としています。