4日のランチタイム、東京都内にある総菜ビュッフェの店をのぞいてみると、2種類の新鮮なレタスが器いっぱいに盛り付けられていました。

訪れた客:
おいしい。これだけでおなかいっぱい。

ここはレタス料理の専門店。

来店客のお目当てはもちろんレタスです。

訪れた客からは「レタスとても新鮮でおいしい。レタスは食べるけどやっぱり高いので、安いときにしか食べない」「いま野菜が高いからありがたい」といった声が聞かれました。

シャキシャキした食感が魅力のレタスは今、値段が高騰。

ピンチに直面しています。

農林水産省が2日に発表した調査結果によると、レタスの小売価格は1kgあたり平年の約2倍の705円。

毎日約10玉のレタスを使うという、このお店ではレタスの高騰に独自の工夫で対応していました。

菜食酒場レタスや・鈴木諒星店長:
ランチだけの営業ではなくて、ディナーの営業もしている。ディナーで使う物をうまくランチに回して、ロスがないように(する)。

都内のスーパーを取材すると、レタスは1玉198円で売られていました。

アキダイ・秋葉弘道社長:
平年に比べれば2倍近い相場。高値になっている理由は高温。一方で、レタスを食べたい欲求が続いている、暑くて。サラダ日和がずっと続いていることも需要がずっと続いている。

レタス高騰の理由は、この夏の記録的な猛暑。

その一方で、お得な野菜があるといいます。

アキダイ・秋葉弘道社長:
レタスが高値で困っているが、逆にお買い得なものはキャベツ。

平年の約2倍に高騰したレタスに比べ、キャベツは5月から1kgあたり160円前後をキープ。

平年より1割ほど安いといいます。

取材したスーパーの店頭価格は1玉100円。

売り場では、次々とかごに入れられていました。

キャベツ購入客からは「いまキャベツが安い」「あっキャベツが安い。100円、めっちゃ安い」といった声が聞かれました。

高騰するレタスですが、スーパーアキダイの社長によると、9月半ばごろから値下がりし始める見通しだということです。