災害時、国や県などの公的な支援だけでなく、住民自ら防災活動に取り組む「自主防災組織」について、子供と母親に寄り添った新たな自主防災組織が上峰町にうまれました。
4日、上峰町から自主防災組織の認定を受けたのは、上峰町を中心に県内外で活動する、『「こどもとママ防災」なないろのたね自主防災会』です。
なないろのたねでは、小さな子供を連れている人や妊婦から「災害時どのように避難すればいいのかわからない」といった不安の声が聞かれたことから、助産師や保育士などが集まり、災害時に子供や母親に必要なケアを考えていきます。
【上峰町 武廣勇平町長】
「自主防災組織自体の支援をもう少し強化すると同時に、新たな備品等の必要性も感じましたので、そこの見直しの機会を作っていきたい」
【「こどもとママ防災」なないろのたね自主防災会龍聖子会長】
「お母さんと赤ちゃん、女性の健康というところで、専門家、助産師としての専門的な知識を生かしながら何かお役に立てればと思っている」
上峰町では道の駅かみみねを炊き出し会場にするなど、幅広い世代や性別に対応できる避難誘導拠点を作ることを計画していて、武廣町長はなないろのたねとも協力し、防災機能を高めていきたいとしています。