県内の社会福祉法人が、外国人介護職員向けの「自転車運転講座」を行った。参加者たちは交通事故防止に向け、日本の法律や交通ルールを学んでいた。
今回初めて開催された「自転車運転講座」は、県内で高齢者福祉事業などを行う社会福祉法人「友愛会」が、ここで働く外国人介護職員のために開いた。
これは、外国人職員が通勤などで自転車を使う際、交通事故を起こさないようにすることが目的で、警察の協力を得て行われた。
参加したのは、2025年4月にインドネシアから来日したばかりの介護職員6人。
インドネシアには道路標識が少なく、日本とは交通ルールも大きく異なるため、6人は座学やシミュレーター体験を通じて日本の交通ルールを学んでいた。
(参加者)
「とまれマークはインドネシアに少ない。“とまれ”は危ないから止まって安全確認して進む」
(社会福祉法人友愛会・椎名健二主任)
「シミュレーターでどこが危ないか理解できたと思う。基本的な交通ルールを理解していないところがあるため、きょうは良い機会だった」
友愛会は、今後も外国人職員が日本のルールを学ぶ機会を増やしていきたいとしている。