宮城県の尚絅学院大学で、2024年10月に行わた入学試験に、出題ミスがあったことが分かりました。大学は、不合格となった受験生1人を追加で合格とすることを発表しました。
出題ミスがあったのは、心理・教育学群心理学類の入学試験です。
大学によりますと、試験は模擬授業を45分行った後、キーワードや記述式で授業内容を回答するものでしたが、授業で使用したスライドの表記2カ所に誤りがあったということです。
具体的には、「感情経験」という単語を誤って「感情体験」と表記し、「嫌悪」という単語を誤って「憎悪」と表記していたということです。
不合格となった受験生は、誤った表記を使って回答していました。
入試を作成した教員が2025年7月に、入試内容を見直していた際に誤りに気づき、改めて採点した結果、合格点に達していたということです。
大学は、すでに受験生に連絡し謝罪していて、今後、入学の意思確認を行うとしています。
尚絅学院大学は「入試に対するチェック体制を再構築し、再発防止に向けて入念に取り組む」としています。