自民党では、石破首相の任期を待たず前倒しで総裁選挙の実施を求めるかについて、駆け引きが続いています。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・木村祐太記者が中継でお伝えします。
党内は前倒し要求派に勢いがあるものの、石破首相が「解散カード」で対抗するのではとの警戒感が広がっています。
官邸内では2日の総会以降、「総裁選前倒しの要求が過半数に達する」との見方が出ていて、前倒しを阻止する対抗策として「衆議院解散論」が浮上しています。
これに対し、議員の間では「今の石破さんは何をやるか分からない」「解散されたら自民党は終わってしまう」との警戒感が広がり、判断に悩む動きもでています。
自民党幹部は、8日に総裁選の前倒しが決まった場合の総裁選スケジュールについて複数のシミュレーションをしていることを明らかにし、「10月4日が有力」としています。
一方、石破首相は、追加の経済対策策定を週内にも各省庁に指示することを検討しています。
政策課題に取り組み、続投意欲をアピールする狙いもあり、党内の対立は続きそうです。