宮城県内に住む60代の女性と70代の男性が、詐欺の被害に遭い、それぞれ1億円以上をだまし取られたことが分かりました。今年最大の被害額となります。
警察によりますと、60代の女性は今年6月、SNSで知り合った男から投資を勧められ、インターネットバンキングを開設した上、暗号資産の口座を開設しました。
女性は男からの指示を受け、投資名目で複数回にわたり、およそ1億2000万円相当の暗号資産を指定されたアドレスに送金したということです。
また70代の男性は総務省の職員を装った人物などから「あなたの携帯電話がサイバー攻撃を受けている。保険に加入する必要がある」と携帯電話に連絡があり、指定された口座に380万円を振り込みました。
また、その後も警察官を装った人物からの指示に従い、所有していた金のインゴット5キロ、およそ8700万円分と、金貨およそ1.3キログラム、およそ2200万円分を郵送したということです。
県警によりますと、2件とも県内で今年発生した詐欺事件として最大の被害額となります。