全国で急増しているマダニ感染症SFTSの感染者が、福井県内でも3年ぶりに確認された。80代の女性が畑で農作業をしていて、かまれたという。

農作業中にかまれ発熱や倦怠感の症状

福井県は3日、8月18日から24日までの報告分として、ウイルスを持つマダニに刺されることで感染する重症熱性血小板減少症候群=SFTSへ感染した患者が発生したことを発表した。

マダニ
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関係者によると、感染したのは80代の女性。女性は日常的に畑作業をしていて、その際に感染したとみられる。発熱や倦怠感が見られましたものの、入院して治療をし回復に向かった。

SFTSの主な症状
SFTSの主な症状

致死率は10%~30%にのぼる

SFTSは2013年に国内で初めて報告されて以降、感染者数が増加。今年は過去最多となる142人が報告されている。福井県内では2022年に報告があって以来、約3年ぶりの感染報告だ。

草むらに入る際は長袖、長ズボンを
草むらに入る際は長袖、長ズボンを

厚生労働省によると、主な症状は発熱や嘔吐、腹痛などで、致死率は10%から30%にのぼる。草むらや山に入るときは長袖・長ズボンを着用し肌の露出を避けるよう呼びかけている。

福井テレビ
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