北海道知内町でクマの痕跡や目撃が相次ぎ、警察やハンターが警戒を強めています。

 9月3日午前8時ごろ、知内町重内で70代の男性ハンターが住宅地から約300メートル離れた場所にクマの足跡を発見し、役場に届け出ました。

 この周辺では8月31日と9月1日に家庭菜園のブドウが荒らされていて、クマによる食害とみられています。

 また9月2日午後6時ごろにも、町内上雷付近の山中で、警戒中の30代の男性ハンターが、体長80センチほどの子グマを目撃し、役所に届け出ました。現場は一般住宅から約600メートルの距離でした。

 北海道は9月1日から30日までの1か月間、知内町全域に「ヒグマ注意報」を発表。警察も24時間体制でパトロールを行っており、町と警察は住民に対し、農作物の管理や外出時の注意を呼び掛けています。

北海道文化放送
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