濃い味が特徴の長井市の在来枝豆「馬のかみしめ」。
黒い色をした枝豆は、生産者の遠藤孝志さんが7年前、収穫した「馬のかみしめ」の中から発見したという変異種で、遠藤さんはその翌年から試験栽培を続けてきた。

(遠藤孝志さん)
「最初は病気か何かで黒くなったと思ったが、あまりにも綺麗に出てきた。次の年に収穫したら全部黒かった。これは「やった」と思った」

黒い枝豆の成分を分析すると、健康に良いとされる「ポリフェノール」や「アントシアニン」が通常のものより2倍以上多く含まれていて、遠藤さんたち生産者の会は、この優れた栄養に着目。
白鷹町の醸造会社と協力し、この「黒い味噌」を開発した。

完成発表会では、県や市の担当者などおよそ20人が出席し、通常の「馬のかみしめ」で作られた味噌と「黒い」味噌を食べ比べ、味の違いを確かめていた。

(出席者)
「(味が)濃いのが黒。しっかりしている。いい意味であっさりしているのが、白い通常の馬のかみしめの味噌」

「黒い」馬のかみしめ味噌は、3日から長井市の道の駅などで販売している。

さくらんぼテレビ
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