3日未明から朝にかけての大雨について。県内に予測情報が発表された線状降水帯は発生しなかったが、これまでに降った雨による河川の増水や土砂災害など引き続き警戒が必要。

稲妻が光り、大粒の雨が激しく打ち付ける。前線や低気圧に向かい暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、県内は3日未明から朝にかけて大雨となったところがあった。

(リポート)
「午前5時の山形市内です。かなり強い雨が道路に打ち付けています」
3日午前10時までの24時間に降った雨の量は小国で91.0ミリ、鶴岡市櫛引で89.0ミリ、酒田市大沢73.5ミリと置賜や庄内を中心にまとまった雨が降った。

また、1時間に降った雨の量は、鶴岡市櫛引で58.5ミリ、大蔵村肘折で39.5ミリで9月の観測史上最大を記録した。

(リポート)
「午前6時の米沢市内です。非常に強い雨で視界も悪い状況」
(リポート)「こちらは、鶴岡市を流れる藤島川です。昨夜から降り続いた雨で水位が上がり現在避難判断水位に達しています」

鶴岡市などを流れる藤島川が避難判断水位に達し、県は午前6時ごろ「氾濫警戒情報」を発表した。
大雨による被害も発生。鶴岡市西荒谷では、車庫が40センチほど水に浸かった。
また、消防によると鶴岡市湯野浜では午前1時頃、住宅のコンセントから焦げた匂いと煙が確認されていて、落雷による影響とみられている。

(リポート)「こちらは鶴岡市関根の国道345号線です。昨夜の大雨で道路に流れ出た土砂によって2台の車が立ち往生しています」

こちらの国道では車2台が崩れた土砂に乗り上げ、動けなくなった。車に乗っていた人にけがはなかった。さらに停電も県内全域の6295軒で発生したが、現在はすべて復旧している。

大雨の影響で、下流では今後急激に河川が増水する可能性もある。また、地盤が緩んでいるところもあるため土砂災害などに引き続き警戒が必要だ。

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

山形の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。