交通事故で心肺停止状態の高齢男性に心臓マッサージをして命を救ったとして神埼市の男性に感謝状が贈られました。
神埼消防署から感謝状が贈られたのは、神埼市に住む山下和昭さん50歳です。
山下さんは今年7月、神埼市の城原川近くでガードレールに衝突して脱輪している軽自動車を発見。
周りにいた人たちと運転していた高齢男性を車外に救出しましたが、男性が突然意識を失って倒れ、心肺停止状態になったため心臓マッサージをしました。
救急隊が到着するまでの約20分間、男性に声をかけて励まし続け、救急隊に引き継いだということです。
【山下和昭さん】
「もうとにかくやらないけん、と思って救命処置を無我夢中でやったんですよ。実際終わって、冷静になってみたらやっぱり正直怖かったです。自分がやったことでお年寄りの命が助かったってことに関しては正直うれしかったです」
山下さんは日頃から勤務先でAEDや心肺蘇生術などの講習会に積極的に参加していて、消防は、山下さんの適切な処置がなければ危険な状態になっていたかもしれないとしています。