JR久大本線の南大分駅で8月29日、赤信号にも関わらず列車が発車し、非常停止するトラブルが起きていたことが分かりました。

運転士はこのトラブルを報告をしておらず、駅の利用者がJRに問い合わせて発覚しました。

◆TOS甲斐菜々子記者
「こちらの通路は反対側のホームに渡るためのものです。運転手が赤信号に気付かず列車を発車させた際、こちらの遮断機は降りておらず、人が通れるような状態だったということです」

JR九州によりますと8月29日の午後7時半ごろ、久大本線の南大分駅で2両編成の下りの普通列車が定刻通りに発車しました。

しかし、当時は赤信号で、安全装置が作動し、列車はおよそ40メートル前進したところで、非常停止しました。

この路線は単線で上り列車がおよそ5分遅れて運行していたため、赤信号だったということです。

トラブルを起こした下り列車は安全確認をした上で発車し乗客およそ60人や駅の利用者にけが人はいません。

運転士はこのトラブルを会社に報告しておらず、駅の利用者が翌日問い合わせて発覚しました。JRは「再発防止に努める」としています。

テレビ大分
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