安定資産として価値が高まる金について、1グラムあたりの金額は現在1万8691円と過去最高額を更新中です。その金を使った工芸品を集めた「大黄金展」が9月3日から岡山市のデパートで始まりました。
高さは2メートル16センチ。ミロのヴィーナスを忠実に再現した像には1500枚の金箔があしらわれています。
(三竿雅義記者)
「様々な工芸品が並んでいる大黄金展。その中で最高値はこちらです」
2025年の「昭和100年」を記念した、縦1メートル、横60センチの大判は20キロの24金で制作されていて、値段は8億4700万円です。
岡山市の岡山高島屋で3日から始まった「大黄金展」。会場には約1000点の金を使った工芸品などが並んでいます。9月3日時点の1グラムあたりの金の金額は1万8691円と1年前と比べ約5000円上昇、過去最高額を更新し安定資産としての価値が高まり続けています。
主催者によりますとキャラクターがデザインされたものや仏具なども人気ですが、財産として分与しやすいコインや小判などを買い求める人が多いということです。
(大黄金展を主催「SGC」中島泰弘統括部長)
「1000点集まるのは年に1回しかない。是非会場で金のパワーを感じてもらいたい」
会場には金の買取コーナーも設けられていて、3日は最高額を更新したことから多くの人が訪れていました。