3日の夕方から夜にかけ、関東で線状降水帯が発生する可能性があると気象庁が発表。

非常に激しい雨が長時間降り続く恐れがあるほか、すでに関東の山沿いではゲリラ雷雨が発生しています。

東北から北陸の日本海側では、2日夜から3日朝にかけ断続的に激しい雨が降りました。

新潟・上越市の住宅街では、茶色く濁った水で広く冠水した様子が見られました。
大量の雨水が流れ込み、用水路からも水があふれ出していました。

上越市内の冠水した道路では、水が波打つように流れていました。
曲がってきた際にフロント部分から大きなしぶきが上がった車が、慌てて止まる様子も見られました。

自転車もタイヤの半分ほどまで水につかりながら走っていました。

上越の免許センター前の通りでは、車が2台動けなくなっていました。
冠水により車が走行できなくなり、別の車が何とか通過すると、歩道には大きな波が打ち寄せられていました。

さらに、近くの「新潟県運転免許センター 上越支所」は、建物の入り口から水が中に入り床上浸水し、臨時休業を余儀なくされました。

住民は「きょうは免許の更新に来たんですけど、すいている思ったらとんでもない」と話していました。

上越市安塚では、3時間降水量が89.5mmに達し、9月の観測史上最多を記録。
記録的大雨により、一時、土砂災害警戒情報も発表され、国道ののり面が崩れる被害が出ました。

3日午前3時ごろの山形・舟形町の空には、暗闇に光る稲光が。
強い雷の光で、まるで日中のように明るくなっていました。

鶴岡市でも激しい雨と雷に見舞われました。

夜が明け、被害があった現場へ行くと、2日夜の大雨で2車線の道路に流れ込んだ土砂によって、2台の車が立ち往生しており、警察官などが対応に追われていました。

一方、2日に記録的な大雨に見舞われた秋田・五城目町では、濁流と化した川の水があふれ出し、周辺の住宅に流れ出しました。

一夜が明けた3日。
氾濫した内川川周辺には茶色い泥が残り、橋には巨大な木などが流れ着いていました。

周辺では、住民らが泥をかき出す作業に追われていました。

このあと帰宅時間帯の関東で、線状降水帯が発生する恐れがあります。
大雨災害が発生する危険度が急激に高まる可能性があり、十分な警戒が必要です。

3日、気象衛星「ひまわり」が捉えたのは渦を巻く雲。
早ければ3日夜にも台風15号に発達する見通しの熱帯低気圧です。

台風15号が発生した場合、接近前から各地に大雨を降らす恐れがあります。

8月、九州地方に大雨をもたらした台風12号のように、発生直後から大雨に注意が必要です。

4日から5日にかけ列島を横断する見通しで、東日本にかなり接近する恐れがあり、最新の情報に注意が必要です。

NST新潟総合テレビ
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